結果だけを「良かったよ」「すごいね」「上手だね」と褒めていても、実は上手く伝わってないことありませんか?パパママがお迎えに来たときに「今日は何を褒められた?」と確認すると覚えていなかったり、「確かにその時、褒めたけれどそこじゃない!」ということもあります。

「良かったよ」「すごいね」「上手だね」だけで何が良かったのかを理解してくれることもありますが、これはレアケースだと思ったほうがよいのかもしれません。やはり具体的に、何がどう良かったのかを伝えることが大切ですね。どんなに褒めても相手が違う解釈をしてしまったら、違う方向に向かってしまいます。そんな誤解を避けるためにも、具体的に褒めてあげるのはとても大切ですね。

子どもは大人から褒められるよりも友達から褒められた方が嬉しいので、あえて「今の○○ちゃんの音読を聞いて気付いたことある?」などと子ども達に発表させることもあります。「いつもよりも大きな声でゆっくり読めていた」「句読点を意識していた」などと答えてくれます。私が気づいていなかったことに気づいてくれていることもあります。友達がそんな風に思ってくれていたんだと分かればこれ以上嬉しいことはないですね。

小学生であれば、習いごとで「何を褒められたのか」を確認してあげるだけで上達の速度が変わると思います。パパママに聞かれると思えば、先生やコーチの言うことをしっかり聞こうという意識が芽生えるはずです。最初から上手に答えられなくても、頑張って答えようとしていたら、その努力を褒めてあげてください。