物と物、あるいは、行動と行動を比べて、共通点、相違点を思いついたままに発表させるゲームをたまにやっています。これが、子ども達にとって、なかなか面白いのです。よく見ているなあ、よく気づいているなあ、と感心することもしばしばです。

先日、スーパーとコンビニを比べました。みんな、本当によく知っています。
・スーパーは(地下など)少し不便な場所にあるけど、コンビニは近所にある
・スーパーには大きな駐車場があるけれど、コンビニにはない
・コンビニは24時間営業だけど、スーパーは違う
・スーパーからは安売りのチラシが来るけれど、コンビニからは来ない
などなど

上記以外にもたくさんの発表がありました。ただ、まだ、自分で買い物をすることが少ないので、買い物の量や金額がについては気づきがないようでした。

ある程度、スーパーとコンビニについて発表をしてもらったところで、コーラについて質問をしました。

「この500mlのコーラはコンビニで160円を出して買いました。じゃあ、この1.5lのコーラ、500mlのコーラ3つ分のコーラをスーパーでいくらで買ったでしょう?」

子ども達の答えは、下は200円から上は500円まで幅がありました。「なんと138円で買ったんだよ!」と教えると、小さいコーラよりも安いことに、子どもたちは驚いていました。信じてもらうためにレシートまでしっかり見せましたが、俄かには信じられない様子でした。

そのあと、なぜスーパーは安くて、コンビニは高いのか、みんなで考えてみました。答えは、スーパーとコンビニを比較していたときにほぼ出ていました。楽しいゲームがちょっとしたマーケティングのレッスンにつなげました。