今回は算数のお話。掛け算も足し算も見える化してあげるととても分かりやすいですね。そして、見えれば手を動かして工夫をすることが出来ます。100個も1000個も並べることは不可能ですが、100以下の数字を扱っている2年生の終わりまでに具体化して考える癖(習慣)を付けてあげたいと思っています。

 キューブを画像のように並べて、2年生に掛け算の考え方を教えてあげました。一番手前が、3×9。真ん中が、3×3+3×3+3×3。そして、一番奥にあるのが、(3×3)×3。もちろん、3×9は3×4+3×5にすることも出来ます。ちょっと見せてあげたら、自分でいろいろとキューブを使って工夫をして遊んでいました。4(縦)×2(横)×8(高)を作ったりしては、「これは?」と私に答えを言わせたりして遊んでいました。教えてもらったから「もう知っている」でとまらず、勉強にも(いや勉強にこそ)こういう遊び心が必要ですね。

 1年生も掛け算のまねごとを始めています。9が3つでいくつ?9が4つでいくつ?などとやっています。これもキューブを使うと簡単です。10の塊を3つ並べ、1つの塊から1つのキューブを取り除くと、10+10+10-1-1-1で、簡単に27と答えを求めることが出来ます。数字と記号では理解できないこともキューブを使って見える化してしまえば1年生でも十分理解できます。説明をしているときに「カルコロ(数字ゲーム)みたい!」と言って、遊びとつなげてくれている子がいました。嬉しい限りです。