ひょんなことから子ども達に「なんで、“しりとり”って“しりとり”っていうんだろう?」と考えてもらいました。「ある言葉のお尻の音をとるから、“しりとり”っていうんだよ」と教えました。“しりとり”という言葉があまりに当たり前な言葉なので、そんなことを考えたことはなさそうでしたが、みんな納得した様子でした。その流れで「iPad miniのminiは小さいという意味なんだけど、普通のiPadよりも大きかったら変だって感じるでしょ?みんなの名前にも意味があるように、物の名前にも意味があるんだよ。なんで、こんな名前がついたんだろうって考えるだけで、ものごとをもっと理解できるようになるし、より理解できればより賢くなれるんだよ」ということをお話ししました。

 その翌日、学校の宿題をやっているときに「宝石って石って漢字を使ってるけれど、石なの?」と1年生の子が質問してきてくれました。そこで、(ちょっと綺麗だけど)子どもの目から見るとただの石が研磨されて宝石になる過程を説明しているサイトがあったので、子ども達みんなと一緒に見ました。研磨されると“石”が“宝の石”になるんですね!質問をしてきた子だけでなく、その場にいたみんなにとって学びが深まった瞬間だと思います。学校の漢字の宿題は漠然とやっていても終わらせることは出来ます。しかし、「なんでだろう?」と興味を持って取り組めば、与えられた課題以上のことを学ぶことが出来ます。

 今年も好奇心の輪を広げていってあげたいと思っています!