12月初旬に、房総半島にある睦沢町の里山へ次女を連れて遊びに行ってきました。知人が里山フェスを開催してくれたので遊びに行きました。洗濯板を使って自分たちで楽器を作り、それを使って演奏をしたのです。子どもたちは本当に楽しそうにしていました。

 ぽかぽか陽気になると12月になっても、赤とんぼが飛んだりするということにも驚かされました。そして、男の子を中心に子どもたちがトンボを捕まえたり、冬眠しようとしているカエルを捕まえたり、夢中になって遊んでいました。好奇心の塊でした。

 もちろん、こういう経験をさせるために、里山でイベントを開催してくれたのだと思います。子どもたちは自然さえあれば何もないところで最高の思い出(結果)を自ら作れるのですね。一方、大人は思い出(結果)が作れそうな場所を求めてしまうのかもしれません。何を隠そう私も「楽器を自分たちで作って、演奏しよう!」というイベントがあり、娘に良い思い出(結果)を与えてあげられそうだったからこそ、娘を連れて遊びに出かけました。

 親が仕事をしている間、昔の子どもたちは自然しかないところで毎日日が暮れるまで遊んでいたのでしょう。そして、遊びを通してたくさんのことを自ら学び取っていたのでしょう。江戸川区にはたくさんの公園がありますが、なかなか里山で経験できるようなことをさせてあげることはできないです。それでも、ちょっと大きな公園に家族で行き、親はテントの中で読書したり昼寝をしたり思い思いに過ごし、子どもたちを好きなように遊ばせておくことには大きな意義があるのかもしれませんね。

 子どもは遊びの天才です。放っておけば、自ら考えて遊びだすはずです。そして、こういう経験こそが、自ら課題を見つけて解決していく大人になるために必要なのかもしれません。