先日、セミが鳴いているけれど、どこにいるのかが分からなかったので、娘と2人で探してみました。耳に入ってくる音に集中して方向を意識しつつ、目を凝らして茶色い枝にとまっている茶色いセミを探す。このときは短時間で見つけることができましたが、これだけでもちょっとした集中力を使います。公園でセミ取りをして遊んでいれば、気軽に集中力のトレーニングをすることができますね。

 そして、一昨日は渓流に行って水遊びをしてきました。炎天下の中、待っている私はかなりつらかったのですが、娘は「素手で魚を捕まえる」と言って時間を忘れて、魚と戯れていました。延々と1時間近く・・・。まだまだやりたかったようで、また来ることを約束させられました。

 楽しそうに自然の中で遊ぶ娘を見ながら、自然の中で遊ぶことによって、子どもは生きていくうえで必要なもの(集中力・好奇心など)を身につけていくのだなと改めて感じさせられました。きっと高学年になって、魚や川について授業で学ぶときも、「あー、知ってる」「確かに、そうだった」と興味を持って先生の話を聞く事が出来るはずです。少なくとも、そう信じて子育て(種まき)をするしかないのかなと思っています。

 自然の中で遊ぶことが唯一絶対の解ではないと思いますが、少なくとも勉強を通して集中力を鍛えるというのは、なかなか難しいのではないかと日々感じています。土日にたくさんの経験をしている子のほうが集中力が高い傾向があります。

 子どもたちは自分で環境を整えることはできません。もちろん環境を整えれば身に付くわけではないですが、環境がなければ能力を発揮するチャンスもありません。

 何に興味を持ってくれるかは分かりませんが、自然の中に行けば、興味を持つ何かを見つけられるはずです。このような状況ではありますが、密を避けて自然の中へ飛び込んでいきましょう。