今日はわが家の話です。次女は通っている保育園で跳び箱を教えてもらっているのですが、話を聞いているとちょっと苦手らしいのです。

そこで、寝る前に、「パパが馬になってあげる」とベッドの上で跳び箱の練習を続けました。初日はなかなか足を開くことが出来ず、何度も足や膝で肩や背中を蹴られて、痛くて仕方がありません。妻が審判となり点数を言って、気持ちを高揚させる演出もあったので次女も楽しく練習が出来たようです。

最後は「あと10回」「あと3回」「いまのなし」の繰り返しで、なかなか眠らせてもらえません。ただ、本当に最後だと思ったときは「あと10回やって明日はやらないか、あと1回だけやってまた明日たくさんやるか、どっちがいい?」と本人に決めさせて終わります。こんなやりとりを通して、自制心を育んでいく意図があります。我慢すべきところで我慢ができるというのはとても大切ですね。

さらに、練習をしているときは、数を数えさせたり、「4回中3回やったけれど、あと何回?」と質問したり、体も頭もフル回転。

終わった後、「頑張ったから、昨日より出来るようになったね」と褒めておきます。本人は楽しんでいただけなのですが、「頑張ったら出来るんだ」と刷り込んでおくことは大切ですね。「なんとなく出来る」と「頑張ったから出来るようになった」では大きな意識の違いが生まれます。

親としては、跳び箱ができるようになるだけでなく、この練習を通して、自制心や頑張る姿勢など様々なことを身につけてもらいたいと思っています。親の気持ちがどこまで伝わっているかは次女がもう少し成長するまで分かりませんが、「出来ない!」はいろいろなことを教えるチャンスですね。