走力と体力がついてきたので、どんどんドロケーが楽しくなってきているみたいです。ドロケーは鬼ごっこのように個人の走力だよりの遊びではなく、チーム対チームの遊びです。個人の走力だけではどうにもなりません。上級生が下級生をフォローしつつ、声をかけ合いながらチームワークを発揮すれば、走力に関係なく勝てる遊びです。一生懸命遊ぶ中で自分たちで気づけるのが一番ですが、まだ子どもなので状況を俯瞰してみることができず、同じ失敗を繰り返すこともあります。

そこで、パワポを使って「こんなとき、ドロはどうやって仲間を助ければいいか」。そんなことをみんなで考えました。簡単なアニメーションを使って、ほんの少しだけ動きもいれました。終わった後「(どうすればいいか)すごくよく分かった」と目を輝かせて答えてくれました。嬉しかったので、ケー側の動きのパワポも作りました。

ある子が「これ、昨日の私だ!」とすぐに気づいてくれたのも嬉しかったです。座学で学んで分かった気になっても、なかなか思った通りの動きは出来ないのは仕方がないことですね。しかし、漠然と遊ぶのではなく、「こうしたい」というものを持って、遊びを通して成長していってもらいたいです。