学校がお休みになって、3週間が経ちました。意外とメリハリのある生活をさせてあげられています。春になり、気持ちが良いので外で遊ばせる時間も十分とってあげられています。公園でお弁当を食べたりもしていて、子ども達は大喜びです。

 さて、教室内でも普段やってあげられないことをやっているので新しい発見があり私も楽しめています。この週は「覚え方」を教えてあげました。単語のペアを10個作り、子どもたちに5分ほど見せて覚えさせます。例えば、「マンガ・ゴリラ」で1つ、「バス・木」で1つ、です。そして、「マンガ」や「バス」のペアは何なのかを各自が紙に書きだすというものです。がむしゃらに覚えていても覚えられません。たとえば「マンガを読むゴリラ」「木で作ったバス」などと具体的にイメージすることが大切です。こういうイメージ化が出来てしまえば覚えられます。火曜日に実施したのですが、ほとんどの子が満点を取りました。この結果自体に大きな驚きはありませんでした。語彙が豊富な子たちは、いつもこんな感じで新しい語彙を獲得しているからです。しかし、2日後の木曜日の抜き打ちテストの結果には驚かされました。ほとんどの子が火曜日と同じように出来ていたからです。覚えるときにちょっとした工夫があるだけで、これだけ長く覚えていられるのです。

 子ども達も勉強と言うよりは遊びの延長で楽しそうにやってくれました。覚える力を育んでから、勉強に取り組めば勉強ももっと楽しめるかもしれませんね。

 木が林立したところでやっている鬼ごっこもやっています。普段の鬼ごっこは遊具ぐらいしか障害物がないところでやるのですが、環境が変わるだけでいつもの鬼ごっこが別物のように楽しいみたいです。障害物がある分、走力が関係なくなるのも良いですね。そして、鬼から逃げつつも障害物を意識しなければならない分、同じ鬼ごっこでも、脳が処理する量は飛躍的に多くなっているはずです。