10000-3998が出来たらすごいと思いませんか?しかも、1年生で。2年生で出来ても十分すごいと思います。

 でも、これ1年生でやるサクランボ計算をしっかり理解していればできるのです。14-8の答えは6です。これくらいの計算だとほとんどの子が答えを暗記しています。暗記すること自体は悪いことではありません。が、小学校では1年生の2学期に必ずサクランボ計算をやっています。何をやっているのか分かりにくいサクランボ計算ですが、14-8を10-8と14-10に分けているのです。8から10まで2つ、10から14まで4つ。だから、合わせて、6が答えになります。

 これを使うと、1976年生まれの人が2014年時点で何歳かということも、簡単に暗算が出来ます。2000年まで24年、2000年から14年。だから38歳です。時間の計算のときにも利用できます。

 さて、冒頭の10000-3998も同じです。4000まで2、4000から10000まで6000。だから答えは6002です。基本の考え方さえしっかり身についていれば、大きな数の計算(応用)もできるのです。しかも意外と簡単に。いつも2桁の計算までしかやっていないのに、いきなりこんなに難しい計算をさせれれて、しかも解けててしまったのです。子どもたちも自信をつけてくれたことと思います。

 計算問題は出来ているし、何のためにやっているのか分かりにくいから、理解しないまま先に進んでしまうご家庭が多いのですが、サクランボ計算はしっかりと身につけておきたい考え方の一つです。