今年度初めてののお絵描きレッスンをやりました。思わぬ力作もあり、なかなか楽しめました。普段、文章を読んでもなんとなく読んでしまうことが多いと思います。それを丁寧にイメージ化していくのがこのレッスンの目的です。絵にするとなると「この言葉ってどういう意味だろう?」「どういう関係があるのだろう?」と、意識して考えなければならなくなります。

 1年生は草野心平さんの『春のうた』を絵にしました。今年の春は篠崎公園などの大きな原っぱに何度もつれて行ってあげることが出来たので、イヌノフグリをしっかり描いてくれた子もいました。

 既に『春のうた』を描いたことがある上級生には、村野四郎さんの『鉄棒』を描いてもらいました。みんな一生懸命描いてくれてました。

 絵が上手下手ではなく、読んでいるものをイメージするキッカケにしてもらいたいです。ほかの子の絵を見て、「あぁ、あれを描き忘れていた」「こうすればいいんだ!」「こんなふうに考えていいんだ!」と気づいてくれれば十分です。そして、文章を読みながらちょっとでも心の中でイメージする習慣がついてくれると本を読むことが楽しくなると思います。