カプラを使って学校で習っている漢字を作って遊んでいる子がいました。一人始めるとみんな始めるのが面白いです。普段学校の漢字の宿題をやっているときよりも、一生懸命やっているように感じたのは気のせいでしょうか?作り終えるたびに、「見て!」と言われるので大変でした。間違いなく、普段よりものお手本を丁寧に見ていました。漢字が好きではないはずの子が、漢字ドリルを取り出していくつもいくつも作っていました。

 確かに、遊びとしてカプラで漢字を作るのは楽しいですよね。だからと言って、漢字を覚えさせるのに、毎回カプラを使っていると、それがまたお勉強になってしまうのが困ったところです。これはお勉強にするのではなく、遊びの一つとして大切にしてもらいたいと思います。なので、私は子供たちが自発的にやり始めて、楽しんでいるのを見守ってあげるしかないのでしょうね。これをきっかけに、漢字を楽しめる子が一人でも増えてくれると嬉しいですし、お手本の漢字をしっかり見ることが自然に意識できるようになってくれると嬉しいです。

 ちなみに、習慣化の観点で考えると、苦手なもの(不慣れなもの)を好きなもの(慣れているもの)で包み隠してあげると取り組みやすいそうです。今回は、苦手な感じというお勉強をカプラという遊びで包み隠したわけですね。