例年この時期は、子どもたちに言葉には意味があることを教えています。1年生が学校で漢字を習い始める時期だからです。漢字や熟語の意味を意識してもらいたいのです。

 そこで、「三日月」という漢字を見せて、「これ読める?」と確認します。1年生が読めなければ上級生に確認します。今年は読める1年生がいました。そして「じゃあ、なんで“みかづき”は“三日月”って書くんだろう?」と疑問を持たせた状態で、今度は「三日」をなんて読むかを確認します。

 そうやって、なんとなく分かってきたところで、月の名称の一覧をみんなで見ていきます。「二日月」というのもあることが分かりました。満月は「十五夜」とも言いますね。だから、その2日前が「十三夜」です。「十五夜」の次の日は「十六夜(いざよい)」です。

 満月は「望月」ともいいます。なので、満月の前日は小望月といいます。実際、満月より少し欠けています。十四夜でもよさそうですが、小望月の方が風流がありますし、格好いいですね。

 こういった理屈を分かってもらったうえで、「じゃあ、三日月の次の日の月には名前がないみたいだけど、何て名前をつける?」と訊くと、ほとんどの子が「四日月」と言ってくれました。「こうやって名前は付けられるんだよ。だから、なにかの名前や言葉には意味があるんだよ。これから漢字を習うときは、なんでだろう?と考えようね」という話をしました。

 「面白い!もっとやって!」という声が上がりましたが、英語のレッスンの途中だったので終了です。でも、一言だけ伝えました。『学校の授業も「なんでだろう?」って思いながら先生の話を聞いていたら、同じように楽しむことが出来るんだよ。「勉強だから、覚えればいいや」というのはよくないよ。「なんでだろう?」と興味を持って話を聞くことが大切だからね』と伝えて終わりました。

 漢字はなぞなぞだと思って興味を持って楽しむ姿勢が大切です。