子供の思考力を鍛えるためには、直接的な「どう思う?」という質問に進む前に、「どっちだと思う?」という選択肢を伴う問いかけが効果的です。このアプローチでは、子供が自分の意見を形成する過程で、状況を分析し、根拠を持って判断する力を養うことができます。
例えば、日常の会話の中で次のような場面があります。
例1: 食事の場面で
親: 「このリンゴとバナナ、どっちが重いと思う?」(にっこりしながら)
子供: 「うーん…バナナかな?」(少し考え込んで答える)
親: 「どうしてそう思ったの?」(興味津々な表情で)
子供: 「バナナは大きいから!」(自信たっぷりに答える)
親: 「なるほど!じゃあ、持って比べてみようか!」(ワクワクした様子で)
子供: (実際に持ってみて驚いた顔で)「あれ?リンゴの方が重い!」
親: 「本当だね!びっくりしたね!」(一緒に驚きを共有する)
例2: 天気について
親: 「今日は傘がいるかな?いらないかな?どっちだと思う?」(ちょっと考えている表情で)
子供: 「いると思う!」(真剣な顔で)
親: 「どうしてそう思ったの?」(優しく促すように)
子供: 「朝、雲がたくさんあったから!」(得意げに答える)
親: 「そうなんだね。よく見てたね!じゃあ、傘を持って行こう!」(褒めながら微笑む)
例3: おもちゃの選び方
親: 「この車とこの飛行機、どっちが速そうに見える?」(興味深そうにおもちゃを見ながら)
子供: 「車の方が速そう!」(元気よく答える)
親: 「どうしてそう思ったの?」(にこやかに尋ねる)
子供: 「タイヤが大きくて、速く走れそうだから!」(目を輝かせて説明する)
親: 「おお、いい観察だね!じゃあ、どっちが本当に速いか競争させてみよう!」(ワクワクした様子で提案)
このように、選択肢を与えた後に理由を一緒に掘り下げることで、論理的思考力と表現力の両方を伸ばすことができます。また、親が気持ちを込めて反応することで、子供は自分の考えを伝えることへの楽しさを発見し、自信を持ち、考えること自体への興味と意欲が高まるはずです。
つい先日、こんなことがありました。氷鬼をするときに、鬼と逃げる側のバランスを保つために、私がチーム分けをしてあげました。「えーっと、A君とBちゃんとC君が鬼ね。じゃあ、鬼の子は右側に来て。あと、Dちゃんも鬼をやってもらえる?よし、じゃあ、はじめよう!」と伝え、子どもたちが散っていったあと、Eちゃんが「私はどっち?」と尋ねてきたのです。
こんなケースが年々増えています。確かに、Eちゃんの名前を私は呼びませんでした。こんなときも、「どっちだと思う?」「どうしてそう思った?」ということを確認すると徐々にではありますが、不要な質問をせずに他の子たちと同じように行動出来るようになってきます。ほとんどの子は理由を聞いてあげるとちゃんと答えられます。こういった小さな成功を積み重ねて自信をつけていくしかないのだと思います。
https://www.facebook.com/tomorrowkidsschool/videos/2114942869007238


