1年生が英語を始めて、半年が経ちました。ここまでにかなり多くのフレーズを覚えてもらいました。たくさんとは言っても、よくよく見れば似たようなフレーズが多いのです。とはいっても、英語をやったことがない1年生にとっては全てがバラバラのフレーズです。もちろん口頭で理屈を説明をしていますが、それだけで出来るようになれば苦労はいりません。

 そこで、 毎年のこの時期から「タンゴで遊ぼう!」をやっています。英語の単語を書いたカードを並べ替えて文章を作る練習です。ポイントは私がこれまで教えてきたことを理解させることです。理解が進むと情報を整理できるようになり、さらに多くのことを覚えられるようになります。「遊ぼう!」とは言っていますがもちろん勉強です。でも、本当に遊びのように楽しめるのです。これを使って教えてあげると、今まで分からなかったことが分かってしまうので楽しいのだと思います。分かることは勉強でも楽しいし、分からないことは遊びでも楽しくないものですからね。

 今年は、1回目の「タンゴで遊ぼう!」をやっている最中から「これ楽しい!」と言ってくれたり、「“今日もタンゴで遊ぼう!”やるの?」と楽しみにしてくれてたり、家でカードを並べ替えて遊んでくれている子がいるみたいで嬉しく思っています。楽しんでやってくれることほど嬉しいことはありませんし、楽しめていれば身につくスピードも違ってきます。棒暗記状態だったので、8月後半からかなりグロッキー状態になっていた子たちが楽しんでくれている様子は本当に嬉しいものです。

 子どもたちには「楽しい!」だけではなく、思考を挟むことで、より簡単に覚えることができるし、忘れにくいことも実感してもらいたいです。夏休みなどの長期休暇中には、覚え方を教えることがあるのですが、まさに思考は記憶の接着剤です。暗記という作業に思考(理解)を挟むことにより、よりしっかりと定着することを実感してもらいたいです。

 今の2年生、3年生目指して、頑張ってもらいたいです。1月の終わりには終了しますが、今年の1年生も「もっと続けたい」と言ってくれるのでしょうか・・・。言ってもらえるように頑張ります!