「知能」「身体能力」「性格」の3つのうち、変えられるものがいくつあるか?を確認しました。1年に1回、確認するようにしています。今年はほとんどの子が2つ、あるいは3つと答えてくれました。

 この結果は正直嬉しいです。私が子供たちに一番伝えたいことだからです。「能力は与えられるものではなく、磨くもの」などと普段から伝えたり、偉人だって生まれたときから優等生だったわけではなく子供のころは劣等生だったという話をしてあげている効果かなと思っています。

 「知能」も「身体能力」も「性格」も変えられない(生まれつき頭がいい/悪い、生まれつき運動神経がいい/悪い)と考えている子はなかなか頑張れません。頑張っても仕方がないと考える傾向が強いからです。それはそうですね。「自分はすごいんだ」と思っていても、「自分はダメなんだ」と思っていても自分の能力は所与(生まれつき)のものであると思っていては、やってもやらなくても同じになってしまいます。これは子供に限らず大人でも同じだと思います。

 自分で自分の能力を磨けると思っていれば、どんな困難も乗り越えていけると思います。中学生になっても、大人になっても忘れないでもらいたいです。